仕事と向き合い、“自分らしく人生をハンドリングしたい女性”のためのメディア
LINE友だち登録

キャリアインタビュー

異業界3社経験で秘書のプロに!その後ジョブチェンジした彼女のキャリア思想とは

大手企業30代異業種チャレンジ大手メーカーコーポレートブランディング宮本 萌さん大手企業30代異業種チャレンジ

「自分の人生を自分でハンドリングし、前向きに生きる女性を増やす」というビジョンを掲げるNewMe。NewMe Storyでは「自分の人生を自分でハンドリング」している女性たちにフォーカスし、インタビューを通して多様な働き方・生き方を届けていきます。今回は、異業界3社に渡り、10年以上秘書業務を経験し、自他ともに認める秘書のプロフェッショナルとなった後に、広報業務にジョブチェンジした宮本萌さんにお話を伺います。

  • 2007テルモ株式会社入社事務職で新卒入社後、3年目で社長秘書に。国際秘書プライマリー試験合格。秘書業務に7年間従事
  • 2017株式会社アダストリア入社自分の秘書業務レベルが通用するのか、秘書のプロになると決意し転職
  • 2020大手メーカーに転職さらに経営者と伴走出来る環境下で秘書業務を極めたいという思いから転職
  • 2023異動希望でジョブチェンジコーポレートブランディングのSNSチームにて公式Instagramの運用に従事
CONTENTS

3年目で寿退社のつもりが社長秘書に。ベテラン秘書の見よう見まねから始まり、がむしゃらに働いた20代

ー まずはこれまでの経歴について教えていただけますか。

1社目は医療機器メーカーのテルモ株式会社に事務職で新卒入社。就職活動中の私はそんなにキャリア志向があったわけではなく、入社3年目位に結婚して専業主婦になることをイメージしていました。転機となったのは、社長秘書に任命されたことです。まだ入社3年目だった私は右も左もわからない状態。電話の取り方一つ取ってみても、自分と相手だけでなく社長も絡めた独特なコミュニケーションの仕方。ベテラン秘書の先輩の電話を聞いて、一言一句メモをとり、自分も同じようにやってみる。メールの書き方も他の先輩方がどうしているのか確認することで、自分の使っていた敬語が間違っていたことに気が付いたこともありました。自信を得たい一心で、日本秘書協会CBS(国際秘書)プライマリー試験で資格を取得するなど、今思い返すと、当時はかなり勉強していました。

ー 約7年間と長い間、同じ会社で代表取締役社長秘書を務められたとのことですが、大変だったことはどんなことですか?

まず一つ目は、かなり早いスピード感で仕事をすることを求められたことです。一緒に仕事をする方が一切の無駄がなく、効率よく物事を判断する方だったので、そのスピード感について行くのに必死でした。常に頭の中で優先順位を整理しながら仕事をするというのは、この時に鍛えられました。二つ目は、気持ちの切り替えをすることです。かなりのプレッシャーの中で仕事をする経営者の側近の仕事は、感情の起伏も直に感じ、こちらもエネルギーが必要です。これまでであれば、仕事でストレスが溜まった時には仲間と飲みに行って発散することができましたが、秘書業務は機密事項も多くそれができませんでした。この時から意識して職場以外のコミュニティを持つようになりました。元々好きだったファッションを活かして小学館Oggiの専属読者モデルとして活動することをスタートしました。現在はSNSスタッフとして携わっています。

秘書のプロになると決意し転職。3社目でようやく持てた自信

ー はじめての転職を考えたきっかけは何だったのですか?

社長の退任のタイミングで、これまで培ってきた秘書としてのスキルが他の会社でも通用するのか試したいと思ったのがきっかけでした。”その道のプロになる”という覚悟を持っての転職でした。そして、好きなファッション業界に携わりたいと思い、2社目はアパレルの会社の株式会社アダストリアに入社を決めました。

ー 転職されていかがでしたか?

会社独自のルールや文化といった違いにも慣れてくると徐々に業務に余裕が生まれ、私の秘書スキルは他の会社でも通用し、今までやってきたことはしっかり力になっているんだと嬉しく思いました。一方で、会社によって秘書の求められる役割はそれぞれ違うなと感じ、もっと秘書業務を極めたいと再び転職を考え始めました。そんな中、たまたま読んでいた雑誌で現在の会社の秘書が役員と徹底して伴走している様子を感じ、是非そんな環境下で働きたいと応募をしました。

ー 3社目の環境は実際どうでしたか?

マーケティング担当の役員の秘書を担当しました。積極的に会議に参加させてくださり、資料作りをしたり、出張に同行したりと秘書としての業務の幅が広がり、やりがいを持って楽しく働くことができました。また、周囲もプロの秘書として見るので、様々な提案ができるようになってようやく自分の秘書としてのスキルに確固たる自信が持てました。

ジョブチェンジしてもこれまでの経歴は無くならない。人生100年時代、この先のキャリアが長いからチャレンジは怖くない

ー その後、部署異動を希望されたんですね!10年以上続けた秘書業務から離れるのに不安はありませんでしたか?

この先のキャリアを考えた時に、あと何年働くんだろうと思ったのがきっかけです。これまで3社に渡って秘書を13年やってきて自信がついたこともあり、十数年その道を極めればプロになれるんじゃないかと考えました。そうであれば、もう一つ違う道のプロになれるのではないかと思い、何故かあまり不安は感じませんでしたね。あとは、ジョブチェンジしたからといってこれまで築いてきたことが失われるわけではないので。

ー 異動先はコーポレートブランディングのSNSチームとのことですが、宮本さんが副業でファッション関係のSNS企画やコラム執筆をされているのが関係していたのですか?

特に私の方から異動部署を指定して希望したのではなく、上司から提案されたのがたまたまSNSでの情報発信の仕事でした。私が日々の仕事で大切にしていることは、好きなものや得意なことなどしっかり出して「職場でも自分らしくいる。」ということです。私の場合はそれがファッションで、特に副業でSNS企画などをしていることは周囲に積極的に言っていたわけでは無いものの、もしかしたらバレていた?(笑)かもしれません。

ー 今後の展望をお聞かせ下さい!

現在の仕事は自分の発想次第でかなり自由度の高いクリエイティブができることが魅力です。昨年度と同じこと、昨日と同じことはせず、日々アップデートして会社の魅力を多くの方に伝えていきたいと思っています。副業の方では、働く女性が自信やパワーをもらう一つにファッションがあると思っています。3社経験し、ジョブチェンジする中で、自分のファッションを変えてきましたが、副業でその経験を記事として書いたり、コンテンツ作りに活かしています。何らかの形でファッションがくれたパワーを伝えられる人になれたらいいなと思います!

ー 最後に仕事に欠かせないアイテムはありますか?

自分の気分を上げてくれるアイテムとして欠かさず身に着けているものはピアスです。ピアスをすることでパッと顔が明るく映えますし、今日は顔が浮腫んでいるなぁという日は大ぶりのものを身に着けるなど工夫しながら毎日ピアスで身だしなみを整えるのを楽しんでいます!

【プロフィール】
宮本 萌(みやもと もえ)
2007年テルモ株式会社に新卒入社。事務職を3年間経験した後、社長秘書に7年間従事。2017年株式会社アダストリアに取締役秘書として入社。その後、2020年に大手メーカーに入社。3年間代表取締役秘書に従事した後、部署異動希望。2023年よりコーポレートブランディングのSNSチームにて公式Instagramの運営を担当。

この記事は2024年11月時点の内容になります。

\この記事を読んで、一歩踏み出したいと思った方は、こちらからNewMe Jobsにご相談ください/

NewMeへのお問い合わせは、こちらから

友だち追加@997jdweu
最新情報はこちらLINE友だち登録