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キャリアインタビュー

三度目の正直。転職を重ね、20代・三社目にして出会えたDNAがフィットする会社

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「自分の人生を自分でハンドリングし、前向きに生きる女性を増やす」というビジョンを掲げるNewMe。NewMe Storyでは「自分の人生を自分でハンドリング」している女性たちにフォーカスし、インタビューを通して多様な働き方・生き方を届けていきます。 今回は、博報堂から新会社の博報堂テクノロジーズに出向し、組織立ち上げに奮闘中の地家夏代さんにお話を伺いました。

  • 2019テクノロジー×人材へ無限の可能性を秘めたテクノロジー・クリエイティブ領域の仕事に興味を持ち、人材系メガベンチャーに入社
  • 2022入社3年目で二社目に転職プレイヤーとしての熟練者がいる環境に身を置きたくなり、大手企業の社内スタートアップチームへ転職
  • 202320代にして三社目の挑戦博報堂テクノロジーズが設立するタイミングで人事セクションにジョインし、HRチームの立ち上げに挑戦
CONTENTS

「テクノロジー×人材」の領域を軸に20代で3社目へとステップアップ。テクノロジー人材の可能性を最大化していきたい

ー 簡単な経歴を教えてください。

新卒から一貫して「テクノロジー×人材」の領域に身をおいて仕事をしてきました。一社目は、人材系メガベンチャーにて、フリーランスエンジニアの紹介事業に従事していました。その後、大手人材会社に転職し、IT系の様々なイベント情報を集約する大手企業の社内スタートアップチームへ。現在は株式会社博報堂に所属し、「博報堂テクノロジーズ」という新会社の立ち上げに人事・広報としての立場で携わっています。

ー テクノロジー×人材領域に興味を持った理由はなんですか。

大学生の時、富山県から東京に出てきて、世の中の仕事の選択肢の豊富さに驚きました。人の可能性をもっと拡げていくような仕事がしたい、と感じるようになり、無限の可能性を秘めたテクノロジー・クリエイティブ領域の仕事に興味を持ちました。なかでも、自分自身がテクノロジー人材として歩んでいくよりも、素晴らしい素質や情熱を持ったテクノロジー人材の可能性を最大化していくことに興味を持つようになりました。

ー 中でもなぜ一社目の会社(人材系メガベンチャー)を選んだんですか。

私自身がインターネットやモノ作りが好きだったことや、成長産業で働きたいという想いが強かったこと、そして人材ビジネス市場の可能性を感じたため、一社目の会社、人材系メガベンチャーに入社を決めました。また、若いうちから経験・スキルを身に付けられるという観点で、独り立ちが早くできるSES(システムエンジニアリングサービス)のマッチング業務に魅力を感じていました。大手企業に就職した同級生が研修を受ける中、入社後早々に現場に出てクライアントや候補者様と向き合うことができたのも良かったです。

ー 二社目(大手企業の社内スタートアップチーム )へ転職したのは入社三年目の時ですよね。

はい。新卒で入った会社は勢いのある会社で、若いうちから活躍できる風土があったため、20代中盤頃にマネージャーに昇格するキャリアが花形だと思っていました。私自身、入社時から早期のマネージャー昇格を目指していたものの、仕事を続けていく中で「HRのプロフェッショナルとして現場に立ち続けたい」という気持ちが強くなりました。それであれば、テクノロジー×人材領域の中でも、よりプレイヤーとしての熟練者がいる環境に身を置いてみるのも良いかな、と思うようになり、大手企業の社内スタートアップチーム へ転職しました。

ー 初めての転職活動はどのように進めましたか?

初めての転職活動を行った際、自分自身がエージェント業に身を置いていたこともあり、エージェントの存在は非常に重要でした。私は、求人数が豊富な大手エージェントと、手厚いフォローで知られる小規模エージェントの2社を併用しました。第二新卒としての転職では、自分で見つけられる企業や想像できるキャリアパスには限界があると感じていました。だから、自分が思い描くキャリアだけでなく、予想外の斜め上の提案をもらえるよう、小規模エージェントでのキャリアカウンセリングも併用しました。キャリア初期に転職活動を通じて、自分の仕事に対する価値観や希望に深く向き合えたのは、大きな財産となりました。

迷いに迷って20代で三社目へ。メンターの先輩たちに相談しつつ、不可逆的な選択肢へ挑戦

ー そこからまた一年ほどで転職をされたんですよね。

二社目の大手企業の社内スタートアップチームで過ごす毎日は刺激的でした。優秀な先輩が沢山いて、新規事業が大きくなっていく姿を見て感銘を受ける日々でした。実は辞めるつもりなどさらさらなく、少なくとも20代は腰を据えて働いていくつもりでした。そんな中、博報堂DYグループで働く先輩から博報堂テクノロジーズが設立されるという話を聞き、新しい挑戦をしてみようと決意しました。

ー 27歳で三社目に移るというのは、悩まれた部分もあったのではないでしょうか。

はい。正直なところ、非常に悩みました。20代でもう三社目にいって大丈夫?今の環境でもまだまだ経験不足の中、次に行ってしまって本当にいいの?と、脳内から色んな声が湧き上がってきました。ですが、自分が初期メンバーとなりテクノロジー領域に特化した人事組織を作ってみるというチャンスはまたとない機会だとも思いました。それも、立ち上げ時期から関われるなんて、人生に幾度もないことだと感じ、「チャンスの女神は前髪しかない」という言葉を信じ、二度目の転職を決めました。

ー 二回目の転職の時もですが、キャリアに悩んだときはどのように意思決定をしているんですか?

大学時代や前職などの先輩で、自分のメンターと思える方が数名いるので、必ず相談して一緒に整理してもらうようにしています。その他で言うと、「不可逆的な選択肢を取る」というのも意識していることです。もう同じチャンスは二度と戻ってこないと思うので。そして、組織や自身のミッションが自分のライフワークとフィットするかというところも大事にしています。

広告会社×エンジニア、それぞれの文化が融合された他にないカルチャーの元で、組織作りをするやりがい

ー 現在働く会社の魅力はどんなところですか?

広告会社文化×エンジニア文化が良いバランスで融合された特有の「文化」が一番の魅力だと思っています。博報堂DYグループ自体に、恰好良いDNAがたくさんあって、それが博報堂テクノロジーズにもしっかり引き継がれた上で、事業・組織運営に生かされています。

ー 具体的にはどんなDNAですか?

例えば、「生活者発想」、「正解より別解」...といった考え方などです。また、自分で課題を特定し、アイデアを見つけ企画を書いた場合、しっかり真剣に見てもらえる文化もとても好きです。役職や肩書に捉われず、テクノロジーをリスペクトしながらも、博報堂のかねてより大事にしてきている価値観が浸透しているのは他の会社にはない特徴ですね。もちろん、異文化同士ではあるので、意見がぶつかることもありますが、博報堂テクノロジーズに投資をすることで新たな可能性を見つけていく、という流れのど真ん中にいることにやりがいを感じていますし、会社のDNAが自分にとってフィットしていると思っています。

ー ご自身が日々全力で頑張っていける理由はなんですか?

素敵な方と関わるたびに思うのですが、キラキラ活躍して見えるような先輩たちは、必ず人知れず努力を重ねていることが殆どだと思います。周りにそういった方が多いため、自分も追いつけ追い越せの精神で努力していきたいと思っています。時には悩むこともありますが、とにかくメンターや上司、先輩には恵まれてきたので、相談しながら解を見つけ、走り続けています。

ー 趣味や最近注目しているものはありますか?

ChatGPTにはまっています。課金プランを活用し、様々なプラグインを試しています。Chatbotで自分のbot作ったりしています。(笑)課金しないとChatGPTがもつ本来のクオリティが使えないので、まだChatGPTの可能性に実感がわいていない方はぜひ一度使ってみていただきたいです。

目指す姿はテクノロジーにとってかわられない、HRのプロフェッショナル

ー 将来の展望を教えてください。

今はまず目の前の仕事を引き続き頑張りたいと思っています。しっかり「目に見える成果」を追求していきたいです。その積み重ねの先に、「HRのプロフェッショナル」を目指していきたいと思っています。人事の仕事において、今まで以上にRPO(Recruitment Process Outsourcing:採用アウトソーシング等)やChatGPT等のテクノロジーを活用するようになっても最後に残るようなHRプロフェッショナルであり続けたいと思います。

ー 実現のためにどんなことを意識していますか?

どんなときでも"A案"を提示できる人間であることを心がけています。組織内では、自分が考え抜いて導いたA案ではなく、A案よりも話が早くまとまったり、関係者の合意が取りやすかったりする"B案"がしばしば存在します。B案を提示するのが効率的で摩擦も少ない、コスパがいい仕事だということは理解しています。しかし、イノベーションや大きな成果は、多様なアイディアが衝突することで生まれると言われるように、もし全員が、安全な"B案"を提示するようになれば、よりよい"S案"が見逃される可能性があります。コストパフォーマンスは悪いかもしれないですが、こだわりや情熱に基づいた、自分なりの"A案"の追求を忘れない、そんな人間味を大事にしています。

ー 今の環境に満足できていないと思いつつ一歩をなかなか踏み出せない方にアドバイスを頂けますか?

第二新卒での転職だったので、私も非常に悩んでいました。一人で悩みきったのであれば、思い切ってその悩みを色んな人に壁打ちしてみることをオススメします。
これに気づくまでは、一人で悶々と悩み続ける日々でしたが、自分一人だけの力の限界を認め、思い切って友人知人・ビジネスマッチングアプリで繋がった他業界の先輩などにHELPを申し出て壁打ちをしてもらうと、どんどん自分のやりたいことがクリアになっていきました。

特に第二新卒や若手の転職活動の場合は、キャリアプランには無限の選択肢があります。自分の頭だけではなく、他人の頭も借りて、思い描けるだけの選択肢を出し切った上で、取捨選択することをおすすめします。その納得感が、次の環境でも頑張れる原動力になるのではないでしょうか。
あとはちょっとの勇気ですかね。「転職活動なんてしたことがないんだから、分かるわけない!」という気持ちで、無邪気に人に頼ったり、一歩踏み出したりする思い切りのよさも、最後の最後には自分を助けてくれたと感じています。

ー 仕事に欠かせないお気に入りのアイテムはありますか?

約4年前、マウス操作のしすぎで腱鞘炎になったことを機にトラックボールマウスを使い始めました。トラックボールの最大のメリットは、長時間のマウス操作でも腕や肩が疲れにくい点です。通常のマウスと違い、本体を動かす必要がなく、資料作成など長時間の作業が格段に楽になります。
最初は操作感に少し違和感を感じるかもしれませんが、ボールを動かす直感的な作業にはすぐ慣れました。資料作成が多く、肩こりや腱鞘炎に悩んでいる方は、一度トラックボールを試してみることをおすすめします!

【プロフィール】
地家夏代(じけなつよ)
新卒で人材系メガベンチャーに入社し、フリーランスエンジニア・クリエイターの紹介事業に従事。その後、大手企業の社内スタートアップチームでエンジニア採用や技術広報領域のコンサルタントを経験。2023年、博報堂テクノロジーズの人事セクションにジョインし、HRチームの立ち上げに貢献。現在は人事広報分野へキャリアチェンジし採用ブランディングへ取り組む。

この記事は2023年10月時点の内容になります。

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