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キャリアインタビュー

CyberZの若き局長/CDO。柔らかな雰囲気に秘めた芯の強さに迫る

リーダー子育て中20代株式会社CyberZ局長 兼CDO(Chief Diversity Officer)岩上 友香さんリーダー子育て中20代

「自分の人生を自分でハンドリングし、前向きに生きる女性を増やす」というビジョンを掲げるNewMe。NewMe Storyでは「自分の人生を自分でハンドリング」している女性たちにフォーカスし、インタビューを通して多様な働き方・生き方を届けていきます。今回は、CyberZでアカウントプランナー(営業職)からキャリアをスタートし、6年目で局長兼CDO(Chief Diversity Officer)に就任された岩上友香さんにお話を伺います。

  • 2019サイバーエージェント入社子会社であるCyberZに配属。広告代理店事業部でアカウントプランナーとして国内ゲーム案件を担当
  • 2021クリエイティブ局に異動入社3年目で現在のクリエイティブディレクター職に
  • 2024入社6年目で局長に就任産休・育休を経て、かねてより目指していたクリエイティブ局の局長に就任
  • 2024CDOに就任3代目CDOとしてダイバーシティ推進の責任者に抜擢
CONTENTS

「仕事=堅苦しいもの」というイメージが一変。自分の仕事を楽しそうに語る社会人になりたいと思いCAに入社

ー まずはこれまでの経歴について教えていただけますか。

サイバーエージェントに新卒で入社し、出向という形でCyberZに配属されました。内定者の時に、様々なグループ会社や部署の話を聞いた中で、CyberZの挑戦を応援するカルチャーや社員の皆さんが活き活きと働いている様子がとても魅力的に感じて配属希望を出していたので、嬉しかったですね。
最初の2年は広告代理事業部でアカウントプランナー(営業職)として国内のゲーム会社の案件に従事していました。3年目で現在のクリエイティブディレクター職に異動し、その後マネージャーに昇格しました。4年目で産休に入りましたが、約1年程度の育休を経て元のポジションに復帰し、昨年(2024年)クリエイティブ局の局長に就任。ほぼ同時期に3代目のCDO(Chief Diversity Officer) にも就任しました。

ー 数ある企業の中から新卒でサイバーエージェントに入社を決められた理由について教えてください。

私は富山県出身で、親元からあまり離れたくないという理由で新潟の大学に進学しました。周囲は公務員や地元企業に就職する人が多く、それが当たり前の環境だったので、私も何となくそんな未来を思い描いていました。そんな中、サイバーエージェントの方々が地方採用の取り組みで新潟に来ていたので、説明会に参加して話を聞いてみたところ、私の考える社会人像といい意味で大きく違って、衝撃を受けたんです!目をキラキラと輝かせて、楽しそうに仕事について話をする姿に、それまで抱いていた「仕事=堅苦しいもの」というイメージが覆りました。「この方たちのように仕事に誇りをもって楽しく働きたい」。そう思い、選考を受け、無事内定をもらい、サイバーエージェントへの入社を決めました。

クリエイティブの現場経験があるマネージャーの必要性を直談判。新設のポジションで自らがマネージャーへ

ー 3年目でマネージャー、6年目で局長に就任されており、一般的にはかなりのスピード出世かと思いますが、もともと管理職を目指されていたのですか?

実は当時、CyberZのクリエイティブ局では、マネージャー職がもともとはおらず、直属の上司が局長という状態で、中間管理職がいませんでした。かつ、営業局長がクリエイティブ局の局長も兼任していました。クリエイティブは広告において非常に重要な要素であるからこそ、現場を経験したことのある内情をよく理解したリーダーを置いた方が、状況がよくなるのでは?と自ら提案していました。最初は、クリエイティブ職のマネージャー無しで問題なく回っているのに、本当に必要なの?と言われることもありましたが、自分の感じている課題を一つ一つ説明しました。そのうちに、その課題解決は「誰かがやるべきだ」ではなく「自分がやる」と考えるようになりました。特にマネージャーというポジションになりたかったわけではなく、“やるべき”と思ったから動いたという感じですね。そうして、マネージャー職に抜擢されました。

ー それから局長に昇格するまでの経緯もお聞かせいただけますか?

はい。新卒4年目に結婚し、産休・育休を取得し、ブランクを経てマネージャーとして復帰しました。復帰後は、私の休職中に後任としてマネージャー職に就いたパパ社員とタッグを組み、仕事と家庭の両立を図りました。「この日はお迎えがあるから早く帰ります」等言い合える関係だったのが、本当にありがたかったです。マネージャーとして復帰して1年。2024年10月、クリエイティブ局の局長に就任しました。マネージャーになったときから、「いずれ局長になりたい」と言っていたので嬉しかったですね。

ー 昔から課題に感じたことは解決のために自ら行動するタイプだったのですか?

いえ、そんなことはありません。学生の頃は納得行かない校則があっても、どうせ変わらないと思っているようなタイプで、自ら行動するということはありませんでした。CyberZには、意見を発信したら耳を傾けてくれる先輩たちがいて「やったらいいじゃん!」と背中を推してくれます。発信することで、状況を変えてきた先輩方の成功事例も沢山見てきたので、そんな環境が私を変えてくれたのかもしれません。

ー 話が戻りますが、マネージャーに昇格されて局長を目指す中での出産に迷いはありませんでしたか?

もちろん不安はありました。でも、それよりも”出産できる機会を逃す方が怖い”という気持ちの方が大きかったんです。産休・育休がキャリアの障害にならない会社の文化、そして、背中を預けられる仲間の存在。そうした環境があったからこそ、自信を持って職場に戻ることができました。仕事と育児、どちらも大切。でも”今”できることを選びました。

課題は放置せず、改善策を考え、コツコツと実行していく。これが私の流儀

ー CDOにも就任されたとのことですが、いかがですか?

CyberZは、まだまだ女性活躍という文脈では伸びしろがあります。部署によって偏りはあるのですが、女性が1人しかいないチームや、身近に女性管理職がいないチームもあるため、女性社員同士で話す場がほしいという声が多くあります。ランチ会や夜会、女性向けの部活(ヨガ・ピラティスなど)などを行って女性社員同士の交流も活性化させています。女性ならではの悩みを気軽に相談できる関係性の構築や、若手社員が女性管理職の働き方をイメージするきっかけになるといいなと思っています。私もCDOになってから社内外問わずたくさんの女性の方と積極的に交流をさせていただくようになって、各社の取り組みや考え方など学ばせていただくことが多いので、そういった学びを会社に還元していきたいと思っていて、ダイバーシティの観点を取り入れた管理職向け研修なども計画中です。採用も強化しているので、学生も含めいろいろな方とお話する機会もこれから更に増やしていきたいです。

ー これまでを振り返って一番の山場だったと感じるのはいつ頃でしょうか?

今が一番大変!でも、それって常に思うんですよね(笑)振り返ると、“意外と大丈夫だった”といつも思えていて、困難なこともポジティブに変換して終わらせている気がします。本当は誰が見ても分かりやすい大きなインパクトのあることをカッコよくやり遂げたいのですが、私はそういうタイプではなく、課題を見つけたら、放置せず、改善策を考える。そして、組織の中でコツコツと実行していく。それが自分の流儀だと思っています。そうすることで大変な状況でも自分のすべきことが見えてきて、“意外と大丈夫だった”と思えているのかもしれません。

ー 最後に仕事に欠かせないアイテムはありますか?

梅干しのお菓子です!これまで皆さんどんな物を仕事のマストアイテムとして紹介しているのか気になって、記事を拝見したら皆さんアロマやリップなどお洒落なものばかりで恥ずかしいのですが、本音で答えるとこれなんです(笑)甘いものがそんなに得意ではないのですが、リフレッシュするために大好きな梅干しを食べています。出張の時にも必ず携帯します。

【プロフィール】
岩上 友香(いわかみ ゆか)
2019株式会社サイバーエージェントに新卒入社。子会社のCyberZに配属となり、広告代理事業部にてアカウントプランナーとして国内ゲーム案件を担当。2021年にクリエイティブディレクター職に異動。その後、2024年にクリエイティブ局の局長に。同年、CDO(Chief Diversity Officer)にも就任し3代目のダイバーシティ推進の責任者としてもご活躍。


この記事は2025年2月時点の内容になります。

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