- 大学をスキップし、リクルートに入社。営業を通して気づいた「人と向き合うのが好き」
- 教えるのではなく伴走する。毎日全力、気がつくと会社は急成長!
- アンテナを張って常に自分が成長できる環境を選ぶ。ゼロから学ぶことも厭わない
大学をスキップし、リクルートに入社。営業を通して気づいた「人と向き合うのが好き」
ー まずは経歴について教えていただけますか。
1社目はリクルートに入社をしました。世の中に最先端の情報を発信しているリクルートに強く惹かれ、他の会社は考えず1社のみ応募。待望の入社後は、リクナビ、タウンワークなどの求人媒体の営業部に配属となり、営業職として約7年勤務しました。実は新卒入社といっても私は高校卒業後、大学をスキップしてすぐに入社したんです。当時は進学校と言われる小中高一貫の女子校に通っていて、周囲の友達は当たり前に大学進学をしていく中、決められた流れに身を任せる環境から抜け出し、自分の意思を持ち人生を選択したいと考えていました。
なので、同級生より早く社会に出てキャリアをスタートしました。
ー キャリアのスタートからしっかり鍛治さんならではのオリジナリティをお持ちだったのですね。入社してみていかがでしたか?
実際に入社してみると、以前から噂には聞いていましたが、先輩方はどの方もかなりのハードワーカー。その中で自分なりに前を向いてしっかり働いたことで私の根底となる粘り強さや根性が身についたと思っています。また、自分のキャリアを考える上での軸となる「人と向き合うのが好き」という観点に気が付いたのもリクルートの営業の経験からでした。リクルートという名の知れた企業で信頼があったため、営業先のお客様もサービスに興味を持っていただきやすく、幸いにも様々な方とアポイントメントの機会がありました。そこでヒアリング力がつき、相手の懐に入り込むコミュニケーション能力が身につきました。
ー はじめての転職を考えたきっかけは何だったのですか?
リーマンショックを受けて、会社の体制がガラリと変わったのがきっかけでした。リクルートはもともと独立志向の方が多く、会社の体制が変わるのを機に尊敬する先輩方の退職が多くなり、自分も新たなことにチャレンジしたいと思うようになりました。そんな時に、アパレルブランドChestyの社長であり小中学校の先輩から一緒に働かないかとお声掛けいただきました。Chestyは当時まだ規模は小さかったものの、自分も大好きなブランドであったこととポテンシャルを感じていたこともあり、転職することを決意しました。
教えるのではなく伴走する。毎日全力、気がつくと会社は急成長!
ー Chestyではどのようなお仕事をされていたのですか?
店舗マネージャーをしていました。Chestyはカリスマ読者モデルの社長がモデル仲間と創業したアパレルブランドで、ショップスタッフはプレスも兼ねているというところが特徴でした。入社当初のオフィスメンバーは10名ほどの少人数で、ほとんどが20代前半と若く、企業勤めの経験がある人は自分含め数人という状況でしたが、意識したことは、何かを教えるというよりは個性やセンスの光るショップスタッフに余計な負担をかけず、タレント性のある彼女たちのパワーを最大限に引き上げるということです。細々とした数字の管理は自分が担いました。神戸にしか店舗がなかったのですが、プレスメンバーの体制を強化することで、東京でのポップアップショップを定期的に実現したり、神戸の店舗でのイベント企画、顧客様管理や在庫管理など基本の基盤づくりを徹底的に行ない、年間売上は入社時より約3倍以上と急成長に繋がりました。
ー ブランドの急成長の過程でハードな毎日だったと思いますが、6年と長くお勤めになった理由は何ですか?
不思議と辛いと思ったことはなく、むしろそのハードさが楽しくもありました!どんなこともポジティブに捉える能力はChestyで身についたスキルだと思います!Chestyからの転職の理由も決してネガティブなものではなく、ちょうど結婚したタイミングでパートナーの東京転勤が決まり、続けるのが難しくなったからです。
ー そして、東京に引っ越して選んだお仕事は?
どうせなら新たなことにチャレンジしたいと思い、高齢者住宅のプラットフォームの会社の社長秘書を経験しました。まずは、介護のことを一から学びました。社長サポートの面では、スケジュール管理、出張の手配や会食のセッティング、新入社員の方の入社時のサポートなど。新オフィス立ち上げの際は、不動産探しから家具の発注など、多方面に渡り様々な業務を2年間担いました。
アンテナを張って常に自分が成長できる環境を選ぶ。ゼロから学ぶことも厭わない
ー その後、現在のアイスタイルに入社されたんですね。
はい。次の会社では一生働きたいと思い、転職活動をしていました。今までの癖で(笑)未経験領域にチャレンジしたいと思い、広告業界でもアパレル業界でもない美容業界に興味を持ちました。美容の世界から発信されるメッセージには20代から非常に興味があったこと、自分のライフスタイルの中でも当たり前に美容のことを考える時間が多く、異業種ではありながらも今考えると自然な流れだったと思います。アイスタイルは@cosmeのクチコミサイトを中心にECや店舗を展開する美容のプラットフォームであり、事業領域を横断し幅広いブランド様・ユーザー様へサービス提供をしているというビジネスモデルに強く惹かれました。
特定のブランドや商品を持つ事業会社では、数年後にいつもの癖で、他のブランドにも興味が出てしまうことが予想できたので(笑)アイスタイルの求人の中で、薬機法の審査の仕事があり直接応募しました。
ー 未経験で薬機法という専門知識を扱う部門に応募。かなりのチャレンジですよね!
そうですね。ただ、美容業界に今後長く携わって行く上で、薬機法を一番最初に学んでおけばその後のどんな業務にも活かせると思ったので、未経験で薬機法の部署に応募できるというのは自分としては大きなチャンスだなと思ったので迷わず応募しました。大変さや難易度よりも今後の自分のキャリアを見据えてしっかりと活かせる領域なのであれば、最初に苦労してでも学びたいと思ったんです。
ー その後のアイスタイルでの経歴を教えてください。
薬機法の審査の部署の次は、グループ会社である美容専門のPR事業へ社内異動しました。PR代理店のため国内外含め様々なブランド様のPRコンサルを2年半担当。そこから転機となったのはコロナ禍。ステイホームが唱えられ、ネットショッピングの需要はより一層加速しました。会社もECリテールにかなり投資をしており、急成長の過程で関わる人も増え、自分自身もより成長し組織貢献できるチャンスと捉え、公式ECサイト@cosme SHOPPINGのMD部に異動。現在は、マネージャーとしてチームを率いています。マネージャーとして自分のチームを持つのは実は今回が初めてなので、まさに今日々新たな挑戦をしている感覚です。
ー 今の働く環境の魅力は何ですか?
チャレンジできることが多くスピード感があり、会社も自分も成長が止まらないことです!何かの事象が燻っていても、会社のサービス展開の領域が広いため、必ず他の打ち手がある。それによってまた何かが動き出す。変化を続けられることが面白く、自分のモチベーションが下がることはこれまでに無かったです。また、会社の風土として常に前を向き出来ることを探す、やってみる。というポジティブシンキングが根付いているところも好きなところの一つです。例えば、成果成長に対するフィードバックは「良かったことと悪かったところ」ではなく「goodとmotto」で行われています。
ー 最後に仕事に欠かせないアイテムはありますか?
こちらのアロマスティックです。リラックスできる香りがとてもお気に入りで、仕事の合間に塗っています!
【プロフィール】
鍛治 有美(かじゆみ)
2002年に株式会社リクルートHRマーケティング(現株式会社リクルートジョブズ)へ入社、人材総合サービスの営業に7年従事。その後、アパレルブランドChestyを運営する株式会社JOCへ転職し、店舗管理や催事の企画・運営などを経験。株式会社くらし計画の社長秘書を経て、2015年に株式会社アイスタイルに入社し、薬機法の審査やPRコンサル業務を経験後、公式ECサイト@cosme SHOPPINGのMD部にてマネージャーとしてチームを率いる。
この記事は2024年10月時点の内容になります。
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