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キャリアインタビュー

累計調達額38億円!READYFOR新執行役員の仕事の流儀

「自分の人生を自分でハンドリングし、前向きに生きる女性を増やす」というビジョンを掲げるNewMe。NewMe Storyでは「自分の人生を自分でハンドリング」している女性たちにフォーカスし、インタビューを通して多様な働き方・生き方を届けていきます。 今回は、READYFOR株式会社でクラウドファンディングキュレーターとして実行者に伴走し続け、累計調達額は約38億円に昇り、2024年8月には新しく執行役員に就任した小谷菜美さんにお話を伺いました。

  • 2014大手人材会社に新卒入社制作部門のアカウントプロデューサーとして入社。様々な企画の取材やインタビューを行いWeb制作に従事
  • 2014プロボノ活動を開始元々興味のあったNPOの活動で、本業で学んだクリエイティブスキルをアウトプットする
  • 2017READYFORに入社キュレーターとして実行者に伴走し、資金調達のサポートを担う
  • 2024執行役員に就任キュレーターを続けながら、会社経営にも参画するプレイイングマネージャーとして活躍
CONTENTS

3年で辞める覚悟を周囲と共有しつつも、仕事ぶりで信頼関係を築く

ー まずは経歴について教えていただけますか。

新卒では人材会社の制作部門にアカウントプロデューサーとして入社しました。Web制作を担当しており、様々な企画の取材や、コンテンツの運営を担当していました。そして、3年経った2017年に現在のREADYFOR株式会社のキュレーターとして転職しました。そして、今年度の8月に執行役員に就任しましたが、これまでと変わらずクラウドファンディングのキュレーターを基軸に資金調達が必要な団体・組織のファンドレイジングの戦略設計、伴走も行っています。

ー 新卒入社に人材会社の制作部門を選んだ理由は何だったのですか?

広告業界や制作業務の領域で大きく括って就職活動を行っていました。新卒入社後の3年間は、とにかく自分が大きく成長できる環境に身を置きたいと考えていました。人材業界の制作部門はすごく大変と噂には聞いていましたが、現場で学べる修行のような環境をまさに求めていたんだと思い、入社を決意しました。あとは、「アカウントプロデューサー」というカタカナの肩書きがカッコよく気に入っていたのと、自由な服装で勤務できるという点も決め手の要因でもありました(笑)

ー 実際に入社されていかがでしたか?

覚悟はしていましたが、正直とても大変でした。スポットで短期のクライアントワークが多かったため、様々なジャンルの企画に携わることができたのは良い経験でした。ビジネスマンとしての基礎、自分で企画を考える力、どんなパターンでも制作進行するスケジュール管理能力は1社目で鍛えられたと思います。どうして当時あんなに頑張れたのかというと、実は「3年で退職する」という期限を自分で決めていたからです。先輩方から3年間経験してやっと仕事の基礎がわかると言われていたのと、石の上にも3年ということわざがあるように(笑)、3年間は絶対に何があっても辞めずにガムシャラに走りきろうと誓いを立てていました。しかも、それを自分の中に留めておくのではなく、周囲にも伝えることで自分を更に追い込んでいました!「3年で退職する」と言っている新人に仕事を頼むかと考えると、そうではないと思うので、任せてもらえるだけの仕事ぶりで信頼関係を築けるように努力していました。

スキルのアウトプット先であったプロボノ活動が次のキャリアに繋がった。転職は長い人生のステップの一つ

ー そして、転職先にREADYFORを選ばれた理由は何だったのですか?

退職期限が迫り、転職先をどうしようか迷っていていた当時、プロボノ活動で関わっていたNPOがREADYFORでクラウドファンディングをしており、興味を持ったのがきっかけです。転職の軸としていたことは、①自社サービスを持っているところ、②自分にも裁量権があるところでした。いくつか候補はあった中で、READYFORが転職の軸の2つに当てはまっていたのと、会社のパーパスにも共感でき、会社と共に自分も成長していけそうな組織だと感じたので入社を決めました。

ー プロボノ活動を始めたきっかけをお聞かせください。

本業では、アシスタントとして先輩についていくことが基本だったので、学んだクリエイティブスキルをアウトプットする機会があまり多くはありませんでした。私は手を動かすことが好きで、Webページを作りたい、デザインもしたい、コピーも描きたいという想いが強くありました。もともと社会貢献に興味があったのもあり、立ち上がったばかりのNPOでWeb制作を担当し、本業の傍らこちらをアウトプットの場としていました。

ー 大手企業からスタートアップへの転職になったかと思いますが、環境の変化など不安はありませんでしたか?

不安に感じることは特にありませんでした。転職をする時に、今後の一生を決めるための一大決心というよりは、長い人生の中でのステップの一つだと考えていたからだと思います。

社会を良くする活動に取り組む現場の実行者の方々のエネルギーが自身の仕事の活力に

ー 入社されてギャップはありましたか?

スタートアップは長時間労働というイメージが世間的に強いのか、当時周囲からも「転職したら忙しくなるね」と言われることもあったのですが、入社して思ったことは、自立性を重んじていて効率的に、生産的に働ける環境であるということです。当社はスーパーフレックスを導入しており、信頼をベースに、リモート環境の自由度が高い環境で働くことができます。実際にチームメンバーにも0歳や1歳のまだ小さなお子さんの育児と両立しながら、働いている方がたくさんいます。また、大企業とスタートアップとの違いで感じたことは、頑張れば頑張った分数字がでやすく、会社やチームが成長していく手触り感がわかりやすく感じられたことです。

ー 現在の働く環境の魅力を教えてください。

私だけでなく一緒に働いているメンバーも会社の目指す方向性や未来に共感して入社しているので、温度感やカルチャーが一致した人が多いというのが、とても働きやすい環境だなと感じています。それぞれが会社のパーパスを大事にしていて、自分とパーパスの接点を言語化できています。中途入社した方からも「ビジョンドリブンな会社だね」とよく言われます。

ー 日々頑張れる理由は何ですか?

現場でご一緒する実行者の皆さまからもらえるエネルギーが私の活力となっています!実行者さまの成し遂げたいことに対する熱量を身近で感じ、このプロジェクトを絶対に達成したいと毎回心から感じることができるのがこの仕事の楽しさだなと思っています。さまざまな分野のプロジェクトに関わることで、その領域の奥深さを知ることができ、また、学ばせていただくことが沢山あるので良い刺激になっています。

ー 新執行役員になられた現在の今後の展望をお聞かせください!

肩書きにこだわらず、これまで同様に頑張っていきたいと思います。今までも部長やマネージャーになりたいなどと目指していたわけではなく、コツコツと目の前の仕事に向き合ってきた結果、今回のような昇進が付いてきたと思っています。これまでのポジションでも会社の方針は現場にもおりてきていましたが、今後は執行役員として経営にさらに近いところで携わることによって、よりダイレクトに入ってくる情報をどう現場に生かすのか、逆も然りですが、求められている役割を全うしていきたいです。

ー 最後に、仕事に欠かせないアイテムはありますか?

こちらのノートです。この鮮やかな赤い色にしているのには実は強い理由がありまして。目立つ色だと無くさないからです(笑)バッグの中でも一瞬で発見できるなどこういった小さな部分にも自分なりのこだわりがあります。日々の業務はPC中心ですが、一日の始まりは、まずはTODOリストをこのノートに書き出すところから。一つ一つ線を引いて潰していくのですが、可視化した上で達成感も感じられるので敢えてアナログに書き出すようにしています。

【プロフィール】
小谷菜美(こたになみ)
2014年大手人材会社の制作部門へ新卒入社、アカウントプロデューサーとして3年間Web制作の企画・運営に従事。本業で学んだスキルを活かし、NPO法人でプロボノ活動をスタートする。2017年に現職のREADYFOR株式会社のキュレーターとして入社。様々な実行者の資金調達に伴走し、約7年間で累計調達額は38億円。今年度の8月には執行役員に就任。プレイングマネージャーとしてチームを率いながら、会社経営にも参画。

この記事は2024年11月時点の内容になります。

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