ワークイン・ライフから逆算する、ファーストキャリアの選び方
Session1「ワークイン・ライフから逆算する、ファーストキャリアの選び方」では、Cocochii&Co. CMOの鍵野 友莉夏さん、株式会社サイバーエージェント マネージャーの中村怜樹さん、株式会社MIXI エンジニアの久野 文菜さんが登場。モデレーターはNewMe CCOの笹川 友里が務めた。
登壇者の就活の軸は三者三様。学生時代のインターンで興味を持った”マーケティング領域に軸を持ちたい”と早い段階で決めた鍵野さんは新卒で楽天グループ株式会社に入社。「自分の人生を最後に振り返った時にどういう状態だったら良かったと思えるか、そこから逆算して環境を選んでほしい」と語った。アルバイト先で感じた「無力さ」から就活の軸を見つけた中村さんは、「軸は、はじめから持っている人ばかりではない。就活をしていく中で言葉が研磨されて形になることもある」と話し、プレッシャーを感じていた参加者の肩の力をほぐした。「未踏事業」を通じて「強い人に囲まれたい」を軸にMIXIを選んだ久野さんは、「1人の人事や社員と話すだけでは文化はわからない。インターンや複数人との対話でちゃんと確かめてほしい」と力を込めた。
会場でとりわけ学生の反応が大きかったのは、中村さんが人事担当者の視点から放った言葉だった。
「自分に嘘をついて合格をつかんだ会社は、入社後にギャップが生まれる。就活は企業とのマッチングだから、自分に自信を持ちながら、等身大で臨んでほしい」。その言葉を受け、「周りがこうだから」ではなく「私がこうありたいから」を軸に選ぶことの大切さが、会場全体に静かに広がっていった。



タフな環境を選択した先輩達のREAL TALK〜コンサル・外資編〜
Session2「タフな環境を選択した先輩達のREAL TALK〜コンサル・外資編〜」では、Cocochii&Co. CEOの土居 明莉さん、PwCコンサルティング合同会社 マネージャーの石川 希さん、アクセンチュア株式会社 マネジャーの成實(なるみ) 晴香さんが登壇した。モデレーターはNewMe CEOの篠原 さくらが務めた。
1社目としてタフな環境に飛び込むことを選んだ理由と、その選択を今どう振り返るかという問いに、三者の答えは揃って明快だった。新卒でゴールドマンサックスに入社し経験を積んだ土居さんは「誕生日も遅くまで働いていたこともあったけれど、その分仕事で得たものは大きかった。後悔は全くない」と語り、石川さんも自身のキャリアを振り返りながら「ダメだったら1年で辞めてもいいと思うことにして入社したら、あっという間に10年が経過した」と重ねた。「若いうちに積み上げたスキルや人間関係が、ライフイベントを経た今も自分の資産になっている」という成實さんの言葉に対しては学生の皆さんから大きな頷きが見られた。——タフな環境を選んだことへの後悔が三者ともに一切なかったことが、何より雄弁なメッセージだった。
裁量をテーマにした場面では、石川さんが1年目から上司に言われた言葉として「裁量を持つということは、責任を負うということ」を紹介し、若手のうちから覚悟を持ったうえで積極的に手を上げ続けることで機会を得ることができ、その結果、自身の成長や仕事の楽しみに繋がったと振り返った。土居さんは「お客さんが払ってくれた価値に見合うアウトプットかどうかを問い続ける意識が、仕事の質を上げる」と話し、どんな環境に行っても当事者意識を持つことの大切さを説いた。成實さんも「自分がこうしたいと思ったことをちゃんと発信できるかどうかで、つかめるチャンスの大きさが変わる」と続け、多くの学生が登壇者の言葉に聞き入っていた。
最後に成實さんが「全力でやると楽しい。手を抜こうと思えばできるけど、全力でやるからこそ鬼ごっこも面白い」と締めくくると、会場には大きな拍手が広がった。


企業ブース・OGブースで感じた"働くリアル"
セッションと並行して、会場内では複数のブースを展開した。株式会社サイバーエージェント、株式会社MIXI、PwCコンサルティング合同会社は、人事担当者やセッションにも登壇した各社で活躍する女性社員と少人数で話せる座談会形式のブースを出展。一方的な説明会とは異なり、仕事内容やキャリアパス、現場のリアルについて踏み込んだ質問ができる場として、多くの学生が足を運んだ。いわゆる大型の就活イベントとは異なるアットホームな雰囲気で、企業ピッチ・活躍社員の登壇・企業ブースと異なる3つの角度での接点を持つことで、より学生と企業の距離が縮まった形となった。また、メインルームの「OGブース」ではNewMeのコミュニティ「Fourth」に在籍している各業界で活躍中の社会人女性8名が常駐し、就活相談から働くことのリアルまで幅広く応じた。Cocochiiの二人やNewMeへの就活相談ブースも設置され、会場全体が温かく熱量があり、フラットな「キャリア相談室」のような雰囲気に包まれた。セッションで得た気づきをその場で先輩社会人にぶつけられる環境が、「聞いて終わり」ではない行動につながる3時間を生み出していた。

















