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働く女性に役立つトピック

NewMe一周年記念イベント「転職、副業、リスキリング、MBA... 自分にマッチするキャリアチェンジを見つけよう!」

NewMeはローンチ(創業)1周年記念として「Inspire Women’s Choice ミレニアル世代×働く女性の祭典 ~キャリア・ライフを踏み出す一歩に出逢う~」を2025年1月19日(日)に都内で開催しました。 Session3-Bは「転職、副業、リスキリング、MBA... 自分にマッチするキャリアチェンジを見つけよう!」をテーマに開催されました。

CONTENTS

【登壇者プロフィール】
小林 亮介(モデレーター)
株式会社エイチラボ 代表理事

HLAB創設者・代表。全寮制リベラルアーツ教育やサマースクール、柳井正財団奨学金を通じた海外留学支援を推進し、5,000人超の卒業生を輩出。ハーバード大学卒、スタンフォード大学MBAおよび教育学修士取得。米フォーブス誌「アジアの30歳未満の30人」や「ロックフェラーフェロー」に選出。

工藤 萌
株式会社スープストックトーキョー 取締役社長
新卒で株式会社資生堂に入社し、マーケティングに従事。第一子の出産を機に19年に株式会社ユーグレナに転籍し、マーケティング部門の立ち上げと執行役員を歴任。23年3月より株式会社スープストックトーキョー顧問、同年8月に取締役、24年4月に取締役社長に就任し、ブランド戦略を軸に経営執行を推し進める。

三角 茜
株式会社Greenspoon コミュニケーションデザイナー
新卒で革製品ブランドを扱うメーカーに入社し販売・広報を担当。デザイナーとして転職するため専門学校に通い、2021年にGREEN SPOONに入社。現在はブランドとお客さまの接点となるコミュニケーションデザイン全般(体験設計・撮影ディレクション・グラフィック・WEBなど)を担当。

りょかち
フリーランス/コンテンツプランナー・シナリオライター
新卒でLINE株式会社にPdMとして入社。その後、会社員時代から副業として行っていたライター業で独立。元『ユートラ編集部』編集長。著書複数冊。現在では、コンテンツプランナーとして活動するほか、エッセイ・脚本・コピー執筆も行う。

【イベントレポート】
小林:
皆さん、こんにちは。本日は「転職・副業・リスキリング・MBA」といったキャリアの変化に焦点を当て、お三方の経験をもとに深掘りしていきます。それぞれ異なるキャリアの選択をされた登壇者の皆さんと一緒に、どんな選択肢があるのか、どのようにチャレンジを重ねてきたのかを共有していければと思います。
では、まずは自己紹介をお願いします。工藤さんからどうぞ。

工藤:株式会社スープストックトーキョーの社長をしております工藤萌と申します。私は新卒で資生堂に入社し、マーケティングの仕事を担当していました。その後、第一子の出産を機に転職を決意し、ユーグレナというベンチャー企業に4年間勤めました。そして現在、株式会社スープストックトーキョーの社長を務めています。本日はよろしくお願いします。

三角:株式会社Greenspoonでコミュニケーションデザイナーとして働いています、三角茜です。新卒では革製品のメーカーに入社し、広報の仕事を担当していました。しかし、デザイナーとして仕事がしたいという思いが強くなり、一度退職して1年間専門学校に通いました。その後、株式会社Greenspoonにデザイナーとして入社し、現在はブランドとお客様をつなぐクリエイティブを担当しています。今日はよろしくお願いします。

りょかち:りょかちと申します。新卒でLINE株式会社に入社し、プロダクトマネージャー(PdM)としてアプリ開発を担当していました。副業としてライター業も行っており、両方の仕事が忙しくなったタイミングで独立をしています。現在はインタビュー記事の執筆や編集長業、ライター業、さらには脚本執筆など幅広い仕事に携わっています。よろしくお願いします。

小林:ありがとうございます。では、まず最初に、皆さんのキャリアにおいて最も大きな転機となった出来事についてお聞かせください。

小林:工藤さん、まずはキャリアの大きな転機について教えていただけますか?

工藤:私の転機は2回ありました。 最初の転機は、第一子を出産したときでした。それまで資生堂でマーケティングの仕事に全力で取り組んでいましたが、出産を機に改めて「自分の仕事が社会にどう影響を与えているのか」を考えるようになりました。より直接的に社会的な意義のある仕事に携わりたいと思い、育休中に転職しました。たまたま株式会社ユーグレナの当時CEOと出会い、「これが自分のやりたいことだ」と確信し、転職を決意しました。
2回目の転機はスープストックトーキョーへの転職でした。決め手となったのは、2023年にスープストックトーキョーが「離乳食を全店で無償提供する」という取り組みを発表した際の世間の反応でした。多くのメディアに取り上げられ、議論が巻き起こったことで、企業が持つ社会的な影響力について改めて考える機会になりました。そこから「包括的なダイバーシティのある社会を作っていきたい」と改めて考え、スープストックトーキョーの社長として新たなチャレンジをすることを決めました。

小林:なるほど、社会への影響を考える中でキャリアの方向性が変わっていったのですね。
では、三角さんのキャリアの転機についてもお聞かせください。

三角:私は職種を大きく変えたことが転機でした。最初は広報として働いていましたが、次第に「自分で何かを作り出す仕事がしたい」と思うようになりました。以前からものづくりに興味はあったものの、具体的にどう実現したらいいかわからず何年かモヤモヤとしていました。
そんな中、働きながらWebデザイン講座を3ヶ月間受講してみました。仕事との両立は大変でしたが、それでもデザインの勉強が楽しくて夢中になれたことが「これは本当にやりたいことなんだ」と確信するきっかけになりました。そこで本格的に学ぶために会社を辞め、1年間専門学校に通う決断をしました。

小林:興味があることを小さく試しながら、自分の気持ちを確かめていったのですね。りょかちさんは、副業から独立に至るまでの経緯を教えてください。

りょかち:私は新卒の頃から、副業としてライター業をしていました。元々文章を書くのが好きだったのですが、本業が忙しくなるにつれ、「このまま両立するのは難しいな」と感じるようになりました。
独立を決意したものの、すぐに決断できたわけではなく、1年間ほど悩みましたが、「半年分の生活費を貯める」「副業収入が一定額を超えたら辞める」など、具体的な条件を決めて準備を進めました。そして条件をクリアしたタイミングで、本業を辞めてライターとして独立しました。
結果として、独立後は「自分の仕事を自分で選べる自由」を得ることができました。ただし、収入が安定しない不安定さはあるので、メリット・デメリットを天秤にかけながら決断することが大切だと思います。

小林:皆さん、それぞれのキャリアの転機についてお話しいただきましたが、転職や独立、リスキリングには当然リスクや不安も伴いますよね。そうした不安とどう向き合い、どのように意思決定をしてきたのかについて、もう少し詳しく伺いたいと思います。
まず工藤さん、最初の転職の際、どんな不安がありましたか?

工藤:そうですね、不安がなかったわけではないですが、私は「迷っている時間がもったいない」と思うタイプなので、比較的早く決断しました。
ただ、初めての転職のときは「資生堂の工藤萌」としてのキャリアを捨てることに対する不安はありました。でも、「自分が何をしたいのか」「どんな社会を作りたいのか」を考えたときに、やはり動くべきだと思い、挑戦を決意しました。

小林:なるほど、迷うよりも行動することを大切にされたんですね。
2回目の転職(スープストックトーキョーへの転職)のときはどうでしたか?

工藤:2回目は比較的スムーズに決断できました。1回目の転職で「やりたいことを基準に動いても大丈夫だ」という成功体験を得ていたからだと思います。ただ、経営者になるという大きな責任が伴う決断だったので、「本当に自分にできるのか?」という不安はありました。
「不安があるからこそ、学ぶことで補える」と考えていて、資生堂時代には夜間のMBAスクールに通って様々な視野を吸収するようにしていましたし、スープストックトーキョーでも新しい環境に適応するために、学び続けることを意識しました。

小林:学ぶことで不安を克服する、というのは非常に納得感のあるアプローチですね。
三角さんは、仕事を辞めて1年間学校に通う決断をしたとき、どんな不安がありましたか?

三角:「この決断が本当に正しいのか?」という不安はありました。特に、デザイナーは専門職なので、「本当にプロとしてやっていけるのか?」というプレッシャーは大きかったです。
ただ、働きながらWebデザインの短期講座を受けたときに、「これだけ忙しくても楽しく学べるなら、本当にやりたいことなんだな」と確信を持つことができたんです。その経験があったからこそ、「デザインをキャリアの軸にしよう」と決断できました。

小林:りょかちさんは、副業から独立する際にどんな不安を感じましたか?

りょかち:やはり「生活していけるのか?」という経済的な不安が一番大きかったです。会社員であれば毎月決まった給料が入りますが、フリーランスはそうではないので。
独立直後に「すぐに仕事をくれる人に飛びつくな」とアドバイスをもらいました。「独立したニュースに反応して、とりあえず飛びついているだけの人もいる。それよりも、何か仕事が発生した時に『これならりょかちに任せたい』と、名前を思い出してくれる、自分の価値を評価してくれる仕事を選ぶべきだ」と。それも意識しながら仕事を選んでいきました。

小林:では、実際にキャリアチャレンジを遂げた今、「やっておいてよかった」と思う準備や、「これは大事だった」と感じるマインドセットについて教えてください。
工藤さん、いかがですか?

工藤:やはり、「やれること」ではなく「やりたいこと」からキャリアを考えたのが良かったと思っています。よく「やりたいこと」「やれること」「やるべきこと」の重なりを考えるのが良いと言われますが、「やれること」から考え始めると、視野が狭くなりがちです。
私は、「社会を変えたい」という視点からキャリアを考え、その実現のために必要なスキルを身につける、という順番で動いてきました。それが結果的に、自分の納得感につながっていると思います。

三角:私は、「自分の心が動くものに素直になる」ということを意識していました。キャリアチェンジを考えていたとき、私はすごく真面目に「このスキルは仕事にどう活かせるのか?」「資格を取ったほうがいいのか?」と考えていました。でも、自分が本当に大切にしたい選択肢を見つけるために、「まずは自分が楽しいと思うことをやる」のが大事だと感じました。
自分の心が純粋に動くものに触れるとか、自分がやりたいことから初めてみることは大切だと思います。

小林:確かに、仕事に直接つながらないことでも、長期的に見れば自分の成長につながることがありますよね。
りょかちさんはどうですか?

りょかち:私は、「最悪のケースを想定する」ことが大切だったと感じています。
独立する前に、「もし収入がゼロになったら、どんな仕事ならできるか?」を考え、その場合はバイトや時給労働などもやろう、と思いました。「最悪の場合を考えられる力」を身に着けることによって自分のことも信頼できるようになり、自由にキャリアを泳げるようになったと感じています。

小林:ここまでキャリアチャレンジでの決断や準備についてお話しいただきましたが、次に「実際に変化を遂げたからこそ感じる醍醐味」についてお伺いしたいと思います。
皆さん、それぞれ大きな決断を経て今のキャリアを築いていますが、「この選択をしてよかった」と感じる瞬間はありますか?

三角:広報からデザイナーにキャリアチェンジしてみて、やっぱりスキルの差とか成長のスピードが遅く感じることもありますが、自分で選んだ道を前向きに捉えています。マーケティングや広報の視点と、デザインのスキルを両方持っていることで、「ブランド価値を必要な人にちゃんと届ける」という元々やりたかったことが、別の方法でも実現できるようになったのがすごく大きいです。
それに、今いるのが事業会社だから、デザインだけではなく、いろんな業務に関われるのも面白いです。会社の理念と自分の働き方が合っているので、それを体現できていることも嬉しく感じています。キャリアチェンジしたことは一度も後悔したことはありません。

工藤:私は仕事を選ぶとき、「社会をどう変えたいか」「自分の役割は何か」を大事にしてきました。その中で、会社の理念は大切だと思っていて、ただ掲げるだけではなく、それが本当に社員の行動につながっている会社を作ることにすごくやりがいを感じています。
スープストックトーキョーの理念「世の中の体温をあげる」には、ただ体を温めるだけではなく、心の温度もあげるという想いが込められています。社会の中の「居場所」を作りたくて、例えば、「離乳食全店無償提供」のようなアクションで言えば、小さな子ども連れのお母さんが安心して過ごせたり、忙しい人がホッとできたり、そんな場所にしたいんです。これ以外にも、包括性のある社会をつくるために、「食のバリアフリー」にも挑戦しています。
そういう想いを形にできていることが、私にとっての醍醐味で、「このために今までのキャリアがあったのかも」って思えるくらい、嬉しく思っています。

小林:一方で、新しい挑戦を続けることには不安も伴います。
「今のままでいいのか?」と迷う人も多いと思いますが、その不安とどう向き合い、どのように次のステップを考えていますか?

りょかち:独立する前、1年くらい悩んでいた時期に、先輩に「その場にとどまることもリスクだよ」って言われました。現状維持って一見変わらないように見えるけど、実は時間はどんどん進んでいて、その間にできたはずの挑戦や成長の機会を逃してるかもしれない。会社の状況も変わっているのに、自分だけ気づかずにその場にとどまっていると、茹でガエルみたいになっちゃうこともあるんですよね。だから、「一歩踏み出すこと=リスク」って思いがちだけど、実は「とどまること」も同じくらいリスクなんだなって。
私はわりと慎重なタイプなので、「こうなったらどうしよう」ってリスクを全部書き出して整理してみると、不安が減って前に進みやすくなりました。

三角:私は30歳目前で専門学校に通うことを決意しました。そのとき、「このままやらずにずっと ‘やりたい’ って思い続けるのかな?」って考えたら、それがすごく怖くなってしまって。だったら、実際にやってみて違ったとしても、それは失敗じゃなくて、一歩前に進んだってことだなと思うようにしました。

工藤:私も時間軸を意識するようになりました。転職活動は2〜3年後を考えがちですが、第一子の出産をきっかけに「10年後、20年後、どんな社会なら子どもにバトンを渡せるか?」って考えるようになりました。
それまでは毎日が忙しくて、「明日の会議どうしよう」など目の前のことに全力集中する生き方でしたが、長い視点で考えると「今やるべきこと」が見えてきて、不安があっても踏み出せると思います。キャリアを3分割して考えるとか、一度広い時間軸で見てみるのはすごくおすすめです。

小林:では、最後に「今キャリアに悩んでいる人が明日からできるアクション」を一言ずつお願いします。

工藤:「やりたいことが漠然としてわからない」「なんとなくモヤモヤしてる」ときがあると思いますが、そういうときにおすすめなのが、「違和感」や「怒り」をヒントにすることです。
私の場合、「怒り」に注目して、「なんでこんなに腹が立つんだろう?」って考えてみると、それが自分の価値観や大切にしたいことにつながっていることが多いんです。例えば、「この社会のこういう差別が嫌だ」と感じるなら、どう変えられるか?について考えてみる。やりたいことがはっきりしなくても、まずは自分が引っかかることに目を向けると、自然と進みたい方向が見えてくると思います。

りょかち:一つ目は、「やりたいこと」ではなく「やりたくないこと」に目を向けること。何か毎日「これ嫌だな」と思ってることや、「未来に残したくないもの」って意外とハッキリしてることが多いんですよね。やりたいことが漠然としていても、避けたいものを考えることで、進む方向が見えてくると思います。
二つ目は、「やってみないとわからない」ということ。興味のあることをとりあえず試してみると、だんだん自分の方向性が見えてきたり、自分を信じる力がついてくるんですよね。やってみないと自分への信頼感も上がらないので、気になることは何でも挑戦してみるのがいいと思います。

三角:私は性格的に考えすぎてしまうタイプなので、一旦感覚に素直になることを意識しています。難しくて、考えても答えが出ないことが多いので、そういうときはやってみる、人に会う、旅をする、などとにかく動くことで新しい気づきがあると思うので、そういう環境に飛び込むのが大事かなと思っています。

小林:皆さん、貴重なお話をありがとうございました。本日のセッションが、皆さんのキャリアを考えるきっかけになれば嬉しいです。

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