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働く女性に役立つトピック

【イベントレポート】Oisix×NewMe 自分のスタイルを確立した先輩たちの向き合い方

NewMeでは女性×キャリアを共通テーマとしながら、多様な働き方・生き方を届けていくことを目的に様々なイベントを開催しております。今回は、NewMe × Oisix 共催のリアルイベントとして、キャリアとライフを自分らしく両立しながら活躍されている人生の先輩をゲストに迎え、「自分のスタイルを確立した先輩たちの向き合い方」をテーマに開催しました。

CONTENTS

【セミナーのアジェンダ】
①NewMeよりご挨拶・会社説明(NewMe CCO笹川)
②登壇者紹介(NewMe CCO笹川)
③パネルディスカッション
④懇親会

【登壇者プロフィール】
小脇美里
オイシックス・ラ・大地株式会社 社外取締役
大学卒業後、アパレルブランドの立ち上げに関わり、プレス・デザイナーを兼任し人気ブランドへと成長させる。その後雑誌「CanCam」のファッションエディターに。写真集・広告のディレクション、書籍を出版する他に、ウェディングドレスブランドを立ち上げるなど多岐にわたり活躍。第一子出産後、整理収納アドバイザーとしてセブン&アイグループで収納アイテムもセレクト、サンリオでTOKYO OTONA KITTYをプロデュースするなど、ヒットメーカーとして経済界で注目を集める。福井県鯖江市顧問/SDGs女性活躍推進アドバイザー。ママをエンパワーメントするWEBメディアMOTHERS編集部を立ち上げ、編集長に。令和初の「ベストマザー賞」経済部門を受賞。2児の母。

世永亜実
株式会社GOOD NEWS 取締役
オイシックス・ラ・大地株式会社 Brand Director/People’s Adviser
大学卒業後、芸能プロダクション (株)アミューズ入社し、レコードプロモーターを経験後、2002年(株)サマンサタバサジャパンリミテッド入社、PRチームを立ち上げ、PRマーケティング領域の担当役員として務めたのち、2019年に独立。企業でのブランディングやマーケティングを行いパラレルワーカーとして新しい働き方を模索中。女性役員として多くのスタッフの育成にも携わった経験を基に、マネージメントの本も出版。高校三年生の長男、中学二年生の娘を育てる2児の母。

笹川 友里
NewMe株式会社 CCO
モデレーター
2013年TBSテレビに新卒入社制作ADからキャリアをスタートし、後に人事異動でアナウンサーに。2つの職種で8年間在籍し、独立。ラジオ、ファッション誌での活動の他、プロダクト開発や女性のためのサウナSaunaTherapy表参道を共同経営。2023年6月にNewMe株式会社を共同創業。プライベートでは5歳と1歳、2児の母。

【イベントレポート】
セミナーのアジェンダ①~④のうち、③のパネルディスカッション部分のレポートとなります。

仕事と子育て、どうプライオリティを置いているか

笹川:お二人とも会社員経験を経て現在の働き方にたどり着いていらっしゃると思うのですが、仕事も日々これだけしっかりと充実させている中で、仕事と子育てのプライオリティはどう考えていますか?

世永:ずばり、気持ち的には100%子育て優先です!子育てって今しかないかけがえのないものなので、子どもたちにとって一番の応援団でありたいですし、そもそも子育てが大好きです。もちろん仕事も全力で取り組みたいので、プライベートの時間を限界まで削って、両方に全力で向き合っています。
実は前から “ワークライフバランス”という言葉があまり好きではなく、全力でやるとバランスなんて取れない。とにかく突っ込むのみ、そんな感じで毎日生きています(笑)。

笹川:もう、すべて共感しかないです。私も“その日暮らし”のような綱渡り状態で子育てと仕事をしているので、今日はあえて赤裸々に参りましょう。小脇さん、いかがですか?

小脇:私も同じく、今は子育てを優先したいという思いで日々を過ごしています。
子どもとの時間って本当にあっという間で、その“今”を一緒に感じられることが、私にとってはすごく大切なんです。でも、それは「すべてを自分でやらなきゃ」ということではなくて。頼れる人やサービスに助けてもらいながら、自分が納得できる形で子どもと関わる──それが“私のスタイル”なのかなと。
そして仕事も、代わりがいるからこそ、“自分にしかできない仕事”にどう向き合えるかが大切だと思っています。たとえば雑誌やブランドとの仕事なども、積み重ねた経験があるからこそ任せてもらえた。そうした仕事の一つひとつが、自分自身の軸を育ててくれたと思っています。

私は長く雑誌業界に身を置いてきましたが、編集者という枠を超えて、自分の想いや視点を活かせる企画に携われたことは、とても貴重な経験でした。
たとえば、安室奈美恵さんの引退ムック本のライティングや、サンリオさんとのハローキティコラボプロジェクトなど──どれも私にとって特別な仕事です。こうした機会は、会社員として、フリーランスとして、また鯖江市の顧問など、さまざまな立場を経験しながら、自分のフィールドを少しずつ広げてきたことが繋がっているのかもしれません。

もちろん、専門性を深めて一つの道を極めるのも素晴らしい選択肢。そのうえで私は、自分の興味やライフステージに合わせて働き方を柔軟に変えてきたからこそ、今の自由なスタイルがあるのだと感じています。

20代、どんなふうに働いていたか?

笹川:お二人が今のように活躍されているのは、20代の頃から仕事に全力で向き合ってきたからだと思うのですが、当時のことを教えていただけますか?

世永:長年勤めたサマンサタバサでは、役員を務め、直下には30名、全体で2,000人のスタッフがいました。
当時ブランドとしても注目度が高く様々なPR施策を次々と打っていた時代で、その中でも印象的だったヒルトン姉妹を海外で撮影した際には、帰国時する時撮影したフィルムを荷物として預けるのが怖くて常に胸に抱え「命より大事」と言っていたくらい、仕事に猪突猛進、全力投球で駆け抜けていました(笑)。とにかく、飛んできたボールを拾っては遠くに打ち返す毎日でした。常に全力で、勢いのある環境で成長させてもらったと思います。

小脇:私も10代からファッション誌の世界で働いてきましたが、実は就職活動では出版社にご縁をいただけず、一度は夢を断念した経験があります。ただ、そのとき立ち止まらず、気持ちを切り替えてアパレル企業に入社。PRやデザイナーとしてブランドの現場を経験しました。
その後、ファッション誌の編集者としてCanCamに戻ってきたとき、ブランド側の視点を理解していることが、自分ならではの強みになっていたんです。一見遠回りに思える道のりも、そこで一生懸命にやってきたからこそ、自分の軸を築く力になった──今ではそう実感しています。

得意分野の広げ方やチャレンジへの姿勢

笹川:世永さんはブランディング・マーケティングが軸ですが、業務外のチャレンジも多く見受けられます。ご自身の仕事の幅をどう広げているのでしょう?

世永:自分が得意と思っていることと、周囲が「得意そう」と思ってくれることにギャップがあると気づいた経験がありました。以来、自分の得意不得意にあまりとらわれず、周囲が「これやってみて」と言ってくれるなら素直にチャレンジしています。
仕事って真面目にやろうとするとキリがない。でも、少し“遊び”のような余白を持つことで、チャンスに対して柔軟に動けると思っています。

「小一の壁」、実際どうだった?

笹川:今回のセッションテーマの一つに「小一の壁」がありますが、小脇さんはまさに経験されたばかりですよね?

小脇:はい、私もまさに経験したばかりです。最初は「小一の壁ってやっぱり不安だな」と思っていたのですが、世永さんから「“壁”じゃなくて、“新しい扉”だよ」と声をかけていただいて、すごく勇気をもらったんです。その言葉に背中を押されるように、子どもに寄り添いながら、事前にいろいろな情報を調べて、できる限りの準備をしました。
たとえば、学校が終わった後に通うアフタースクールは、“第二の学校”のような安心できる場所にしたいと思って、仲良しだった保育園の友人たちと一緒に通えるように調整しました。息子にとっても、慣れない学校生活の中で「学校が終わったら大好きな友達が待ってる」という安心感が、大きな支えになったようです。
親側の働き方や環境によって、準備の仕方はそれぞれ違うと思いますが、大切なのは“完璧にこなす”ことではなくて、“我が子に合った対策を見つけていく”ことなのかなと思います。

笹川:お二人の話、改めてゆっくり伺ってみて、つい仕事も子育ても先を見通したくなってしまうと思うのですが、目の前のことにしっかりと逃げずに向き合い続けることが大事。むしろ、それだけで良いんじゃないかとも思えています。シャカリキのベクトルはズレていない方がいいから、時々立ち止まって方向確認や現在地確認はするのですが、シャカリキや頑張りに無駄はない!と思っています。

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